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​有限会社村ローソク

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伝統の製法を受け継ぐローソク

現在使われているローソクのほとんどは、石油から採れるパラフィンを原料とする「洋ローソク」です。

では、和ローソクとはどんなものなのでしょう。

 

簡単に言えば、櫨(はぜ)の実といった木蝋を原料としたものが和ローソクになります。煙や煤が少なく、情緒がある大きな炎が特徴です。灯をともす役割と共に、絵が描かれた絵蠟燭は、お花の代わりとして仏壇に供えられます。

 

今回は、そのような和ローソクを1887年(明治20年)の創業当時から作り続けている、 中村ローソク様にお邪魔して、私、橋本聖子が、いろいろと見学させていただきました!

​目次

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アンカー 1

ローソク作り見学

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ローソクの芯づくり

最初にローソク作りを見学させていただきました。

まずは、イグサでできたローソクの芯を型に入れ、周りにろうを流し込みます。

昔は櫨(はぜ)を原料とした木蝋を使用していたそうですが、今は手に入れることが難しくなり、主に、米ぬかやパームヤシといったものを原料としているそうです。

手際よく作業する様子は、職人さんそのもの。

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​鮮やかな朱色に染める「朱掛け」

更にびっくりしたのは、固まった蠟燭を朱色に染める技です。

片手でロウソクを回しながら、もう片方の手で染料を掛けていきますが、先端には色がつかないよう、一気に流しかけます。まさに伝統の職人技!

何時間眺めていても飽きないくらい、美しい仕事ぶりでした…。

実際に和蝋燭作りを体験することができます。

先端は色がつかないまま!

■和ローソク製造体験

 

所要時間:~1時間半

料金:3,500円(税別)

定員:6名まで

アンカー 2

絵付け体験!

中村ローソクさんでは、ローソクの絵付け体験ができるんです。

私もさっそく挑戦してみました!

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師匠に教わりながら、いよいよ挑戦です。

教えていただいた絵師の師匠は、なんと若い女性!

伝統文化に興味があり、和ローソクの絵師の修行をしているそうです。そんな素敵な師匠に相談し、様々なデザイン見本の中から今回選んだのは「蓮の絵」。

ローソクの曲面に線を描くことは想像以上に難しい作業でした…。

 

悪戦苦闘しながらも、見本を見ながらなんとか完成!

我ながら、なかなかのできばえと思いますが、みなさんどうでしょう???

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完成品

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ローソク本体の曲面に線を描くのは難しい…

■和ローソク絵付け体験

​​

所要時間:約30分~1時間
※体験受付は午後5時までとなっております。

料金:2,500円(税別)

定員:1名~20名(20名以上の場合はお問い合わせください)

ローソク作りも絵付けも楽しみたい方

■和ローソク製造絵付け体験

所要時間:2時間~2時間半

料金:5,500円(税別)

定員:1名~6名(6名以上の場合は、お問い合わせください)

これからお盆の時期です。

私も和ローソクをお供えして、心静かな時を過ごしたいと思います。

 

和ローソクの作り方から、絵付け体験まで丁寧に教えていただいた中村ローソクの皆さん、ほんとうにありがとうございました!

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最後は中村ローソクの皆さんと記念撮影

有限会社中村ローソク
〒612-8413京都府京都市伏見区竹田三ツ杭町57-8

地下鉄烏丸線「竹田駅」下車 3番出口より徒歩5分

営業時間:9:00〜17:30 【定休日】日、祝 第2、4土曜日

TEL.075-641-9381 FAX.075-641-9388

 

※和ローソクのことや今回紹介した様々な体験教室についての詳細は、

ウェブサイトでご確認ください。

http://www.kyorousoku.jp/

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アンカー 3

「ふしみ美人」商品紹介!

「ふしみ美人」から和ローソクが発売されています。

絵の描かれたものは、お花の代わりとしてお供えすることができます。

■京蠟燭なかむら 京都 ふしみ美人

2匁 (約7.5㎝)

価格¥1,000(税込) 

【お問い合わせ】有限会社中村ローソク

TEL.075-641-9381 FAX.075-641-9388

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